市議会議員に初めて立候補を決意したのは13年前。子どもが4歳と0歳の時だった。
2人目が生まれると身動きが取れない、子育てが辛い、自分の身体も辛い。
子育てが辛いのは、そして、日本が少子化を止められないのは、子育て中のお母さんたちの声が、政治の世界に届いていないからだと思った。
その前の年に、民主党の先輩議員から、立候補しないかという話をいただいていた。2人目が生まれたから無理だろうと思われていたようですが、私は先輩議員に連絡を取って、「やらせていただきたい」と言った。
リアルな子育ての声を政治に届けるチャンスだと考えたから。
周囲から心配されながらも、立候補をしました。それから3期12年間、子どもの成長とともに見えてくる課題を取り上げ、解決へとつなげてきた。
身近なママ友の声、子育ての悩みを聞いては議会や様々な機関へと繋いできました。
清瀬の小学校では、通学路での水分補給を禁止していました。年々暑くなり、お年寄りには「こまめな水分補給を」と言っている一方で、子どもたちには禁止する、謎ルール。
学校に働きかけたけど、変えられなかった。
歩きながら飲むとケガをするとのこと。
しかし、
愛知県で死亡事故が起こり、いよいよ何とかしなければと思って、議会で取り上げた。
色んな学校の保護者にヒアリングをしたら、皆、口を揃えて、子どもに「こっそり飲みなさい」と言っている、ということだった。
片道30分かけて行く子もいるから、本当に危険。
それで子どもと家庭と学校の信頼関係が築けるのだろうか。
安全な場所で立ち止まって飲むように教えるのが教育ではないか。
その後、速やかに、水筒のルールが見直された。
子どもたち、真面目な子ほどルールを守る。声を上げない。
保護者も、おかしい、と思ってもクレーマーと思われるかもしれないから言えないのではないか、。
でも、そのクレームこそが、大事。
それが子育て環境をよくして行くためには必要。
だから、子育て中のこえを宮原りえに聴かせてください。