お知らせ

9月議会一般質問のご報告 ②

予算委員会が続行中ですが、一般質問の市議会だよりの原稿の〆切が迫っています。
※毎回、このブログを書くと同時に、市議会だよりの原稿をまとめています。

2,フードパントリー・フードドライブの拡がりを受けて

家庭で余っている食品の寄付を募る「フードドライブ」や、集まった食品を、食に困った人に提供する「フードパントリー」が、全国的に拡がっています。
清瀬市内でも、社会福祉協議会が市民活動センターでフードバンクを行い、常に食品などを持ち込めるようになっているし、フードパントリーを市内の各地域で開催している。
社協のフードバンクの取り組みについて伺う。

◎市民レベルでも、消費生活センターで市民主催のフードドライブが開催されて子ども食堂に提供されたり、JAから規格外の野菜が子ども食堂に提供されるルートができたりと、食品ロス対策と貧困対策が有機的に連携し拡がって来たと言える。

担い手も徐々に多様化しており、数年前に移転してきた天理教の教会でも、セカンドハーベストジャパンから提供された食品などを必要な方々に配布するというフードパントリーを、月に一度、開催している。昨年の秋より始めて、子ども食堂に提供したり、市内児童養護施設と連携したり、最近ではファミリーマートのフードドライブから食品の提供を受ける等、活動を拡げている。

しかし、せっかく開催しても、必要なところに情報が届いていないのか、物資が余ってしまうことが多いという。例えば、東久留米の同様のフードパントリーが約80世帯に提供しているのに対し、清瀬では7世帯としかつながれていないとのこと。
コロナ禍や物価高騰で必要としている方々はきっといるのに、情報が届いていないとしたら、もったいないこと。

支援を必要とする市民としっかりとつながっているのは、やはり行政だと思う。
清瀬市として、そういった情報を必要な世帯に届けることを求める。

◎また、東久留米市は、市民団体が行うフードパントリーのために、市役所の広場を提供するという形で連携をしている。行政が協力することが、利用者の安心感にもつながると思う。
清瀬市としても、積極的な連携を求める。

◎海外では、公共施設に冷蔵庫が置いてあって、食べ物を寄付することができ、もらいに行くこともできる。そんな場所があちこちにある国もあるという。
「清瀬市内の公共施設で食品を保管しておき、食に困っている人がもらいに行くことができるようにしてはどうか」という提案を、市民から頂いている。確かに、困ったときにバスに乗って遠くまで行かなくても良い、そして困ったときにすぐにもらいに行けることに意味があると思う。

3,気候変動に対応した道路整備の在り方

近年の豪雨により、市内でも各地で冠水の被害が広がっている。
特に私道における被害の相談が増えている。
清瀬市として、そういった相談にはどう対応しているのか。
民有地の整備について市として関わることは難しいことは承知しているが、家屋への被害や人的被害がいつ起きてもおかしくないほどに、気候変動は急速に進んでいる。

土地の所有者が複数であったり、高齢化などにより、雨水対策が困難な事例もある。
市として調整に入ったり、道路整備のための補助金の創設なども含めて、何らかの具体的な対策が必要ではないか。国や東京都への対策の要望も含めて、検討を。

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